鈴木シェフにとって一番の喜びは、自分が作ったお菓子やパンがお客さんの日常の中にあることだといいます。 特別な日ではなく、みんなの毎日の暮らしの中にあるフォンテーヌ。 それが、鈴木シェフが目指しているお菓子作りなのです。
使用する材料ひとつひとつにこだわり抜き、パイ生地なども含めすべて一から手作りしています。 「馬鹿正直にちゃんと作ってるっていうのがうちの店の特徴だと思います。寝る間もないですよ。」そう笑いながら話す簾田シェフ。
「お客さんがここのお菓子を買うことを楽しみに来てくれるんだから、ひとつひとつ大事にていねいに作ろうって思ってます」 新たなアイデアを駆使しながらも、ひとつひとつ心を込めて作られているケークスカノンのお菓子。 次にお店を訪れたら、今度はどんな発見があるのだろうか。
<シャルマン伊豆>が創業したのは、今から42年前(1976年)のこと。 以来、夫婦二人三脚でこのお店をやってきました。 洋菓子屋を始めようと決めたのには、あるエピソードが関係していました。 「10才のとき、兄がシュークリームを買ってきたんだよね。びっくりしたんだよ!