下田を代表する魚といえば、今は赤くまぶしい金目鯛。
かつてその座はカジキにありました。
数隻の漁船で年間数百トンもの水揚げを誇りました。
突きん棒と呼ばれる長い銛(もり)をひと突きして仕留める豪快な漁で
昭和47年の記録は337トンと、小さな港でなかなかの量です。
そんな下田では毎年国際カジキ釣り大会が開催、令和6年で46回目です。
巨大カジキに魅了されたクルーを乗せ、約100隻が出航します。
暴れるカジキを引き揚げるチームプレー。
カジキは昔も今も海に挑む者を興奮させます。
下田にとってカジキは歴史、食材としても期待値大の逸品です。
令和5年から、“下田市Sea級グルメ”の看板を背負って全国大会でグランプリに向け挑戦中です!
人が集まり快適で、交流の場にもなる全国の「みなとオアシス」周辺で食べることの
できる、地域の魅力ある水産物を活かした料理のことをいいます。
地元の人たちに親しまれ、「ぜひ多くの人に味わって欲しい」と自信をもっておすす
めできるものでなくてはいけません。
令和4年1月14日に下田港も「みなとオアシス」へ仲間入りしました。
年に1回、開催されるイベント「Sea級グルメ全国大会」には全国のみなとオアシス
から、自慢のグルメが大集合!
数あるSea級グルメの中から来場者の投票によって、 その年のNo.1が決定します。
令和5年2月、沼津市で開かれた「Sea級グルメフェスタin沼津」では漁師飯の「まご茶 漬け」をカジキで作り、第1号として出品しました。嬉しいことにおかわりされる方もいたほど大好評をいただきました!現在では約30の料理が認定され、市内で提供されています!
まご茶漬けとは「まごまごしない」から名前がついた、即席、時短でお腹が満たせるといった意味。ご家庭でも余ったお刺身は軽くヅケにしてお茶漬けとして召し上がってみて下さい!叩いた刺身に味噌を足してなめろう茶漬けにしても美味しいですよ!
下田料理飲食店組合長でもある閃味処「料磨」が
カジキのまご茶漬けレシピを公開!
<材料>
・お好みの刺身
・ゴマ
・海苔
・ごはん
・三つ葉
・ミョウガ
・あられ
・出汁(濃いめ)
・緑茶
<作り方>
1、刺身を生醤油に10分ほど漬ける。(サクなら一晩)
2、香ばしくゴマを炒る。
3、炒ったゴマを摺って粗めのすりごまにする。(市販のすりごまでもOK)
4、茶碗にあたたかいごはんを盛り、海苔をふりかけておく。
5、すりごまに1の刺身を1枚ずつ入れ全体にまぶす。
6、4のごはんに5の刺身を乗せる。
7、三つ葉、ミョウガ、あられをトッピングする。
8、出汁と緑茶を合わせて(1:1)熱々になるまで火にかけ、器に注いで完成!
なんとなく大きいことは想像がつくカジキ。実際はどのくらいの大きさ??
道の駅にある「JGFAかじきミュージアム」に行って見てみよう!
毎年7月に開かれ、100を超えるチームが技術を競い合う世界屈指のビッグゲームトーナメント!この目で本物のカジキを見れるチャンス!