下田太鼓祭り(下田八幡神社例大祭)
毎年お盆の頃に行われる、下田太鼓祭り(正式名称は、下田八幡神社例大祭と言います)。この下田太鼓祭り、太鼓祭りと呼ばれるだけに、たくさんの大きな太鼓台が下田の町中をぐるぐる周遊します。もちろん、太鼓台だけでなく、神輿(みこし)や道具も見物です!今回は、この下田太鼓祭りを特集します!
下田太鼓祭りは、下田市の町内に住む人にとって一年の中心。お正月よりも、この太鼓祭りを1年の区切りとして考える程です、それほどまでに下田太鼓祭りは、町内の人にとって重要なものなんですね!
下田太鼓祭りとは
下田太鼓祭りは、毎年お盆の季節、8月14日、15日に毎年開催されます。神輿や道具、各町(下田の町中は、細かく○○町と別れているんです)の太鼓台(後述)が町内を練り歩き、昼夜を問わず下田町内は活気に溢れます。下田太鼓祭りは、応神天皇を祭神とする下田八幡神社のお祭り。この様式は江戸時代、代二代下田奉行 今村伝四郎正長公が制定したものだそうで、大阪夏の陣に大勝した徳川方の軍勢が、大阪城に入城した節の陣太鼓を真似たものらしいです。
太鼓台
太鼓台は山車とも違い下田独特のもの。この太鼓台は下田町内の各町にあり、全部で20台あります。本年は14台ほどが出るそうです。
太鼓台の上には各町それぞれの人形が飾られ、一つひとつに意味があります。とてもキレイで見た目にも楽しめるので、記念撮影する観光客のみなさんもよく見かけます。
代々受け継がれてきた貴重な財産、この先もずっと大切に受け継いで行ってもらいたいですね!
下田太鼓祭りを楽しもう!
ここで少し下田太鼓祭りの見どころをご紹介します!下田のお祭りの見どころと言えば、太鼓橋と揃い打ち、花火、そして最終日の宮入(みやいり)です。
太鼓橋
大観衆が見守る中ですから、若い衆もみんな頑張ります。近くで見ると、本当に凄い迫力 …。この太鼓橋は、14日に5回程、15日には10回程上げます。上がる場所と時間は観光協会などで設置されているパンフレットに記載されているので、見逃さないように要チェックです!
揃い打ち
太鼓や笛、三味線など、各町が一斉に演奏する事を揃い打ちと言います。これはどこでやるかは決まっていなくて、偶発的に街角でやります。唯一、決まっているのは14日の花火の後。みなと通り(とんかつ錦さんの辺り)で闇夜に提灯の光が灯り、お囃子(おはやし)が鳴り響きます。宮入(みやいり)
宮入のとき、下田八幡神社前は大変な熱気包まれます。祭りが終わるのを惜しんで、なかなか神社に入ろうとしない男衆が、威勢良く道具を担ぎ、最後の太鼓橋を上げます。
花火
その他
下田太鼓祭りのパンフレット
祭衆(太鼓や神輿)の順路図や、祭りの楽しみ方を書いたパンフレットが、下田観光協会駅前案内所に設置してあります。祭りを数倍楽しむために、是非ゲットして下さい(無料)。
今年初めて祭りのカレンダーが発売されます
今年初めて、下田太鼓祭りのカレンダーが発売されるそうです(1,000円)。これはちょっと変わったカレンダーで、今年の8月が始まりで、来年8月で終わるのものです。
1年を祭り中心に考える、祭衆のことを考えて作ったそうです。美しい祭りの写真や、市内のお祭りのスケジュールなどが書かれています。下田市観光協会駅前案内所などで販売されています。