秋刀魚寿し 500円
伊豆下田の数ある郷土料理の中の1つに秋刀魚寿しがある。
これは下田でも美しい砂浜で有名な白浜地区の料理。
食べ頃はまさにこの季節。
腹開きにして酢〆にした秋刀魚。お腹の部分に酢飯を抱き込ませ
巻物にしてある。
酢〆にした脂の好く乗った秋刀魚の身に薄くスライスされた生姜と一緒に食べれば
絶妙な美味しさです。
白浜地区の秋祭りでは各家庭がそれぞれの秋刀魚寿しを作り客人をもてなします。
今では北海道でも漁獲のある秋刀魚。でもその昔は白浜沖がこの季節の良い漁場だったことを
この美味しいお寿司が物語っています。
時代は変って、秋刀魚の漁場は遥か彼方へ。けれどこの秋刀魚が下田にもたらした
秋刀魚寿しは脈絡と受け継がれ人々の口に幸せをもたらしてくれます。
寿々女寿司では一年を通してこの美味しい秋刀魚寿しが食べられます。
この写真では握りのスタイルですが、普段は箱寿司(押し寿司)。
目の前でギュッギュッと木箱に酢飯とネタを詰めて作ってくれます。
しかも一人前500円!
美味しくて安い!このお寿司だけを買い求める人が多くなった為「これじゃ商売にならないよ~」と
名作ピノッキオ物語のゼペット爺さんそっくりな親父さん。
このオヤジさん見た目の渋さと相反して話が軽快(軽い?)で楽しい!
今ではお店で食事をした人限定で作っているそうですよ。
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