このサイトに掲載されているお店の何店舗かで取り扱いのある日本酒の黎明(純米吟醸酒)。
今日はそんな地元のお酒の稲刈りに参加したのでみなさんにご紹介します。
下田地酒倶楽部が作ったお酒 黎明
黎明(純米吟醸酒)は下田の日本酒好きが集まり下田自酒倶楽部をつくり、地元の田んぼでの米作りから蔵元への見学まで行い基本的には会員の間だけで呑まれている
知る人ぞ知る超レアな日本酒です。
詳しくは以下引用。
”下田自酒倶楽部
日本酒好きが高じ、飲むだけでは飽き足らず、米づくりから酒ができるまでを見守り、体験し、オリジナルブランドの酒を誕生させました。
酒の名前『黎明(レイメイ)』は、下田市在住の女優、有馬稲子さんが命名し淡麗辛口でいて原酒のどっしり感がある純米吟醸酒です。
『黎明』は、下田市箕作(ミツクリ)の土屋明さんが、減肥減農薬で丁寧に作る有機米「きぬひかり」を使っているのが特徴で、富士高砂酒造の蔵元が田んぼを見学し、「この米なら」と仕込みを決めた。
一般販売は行わず、会員への頒布と販売のみ。
年会費12,000円で農作業や蔵訪問、酒談義などの案内と720ml×6本(年間)が届く。
申込&問合せは、事務局(Tel.0558-22-1698植松酒店内)へ”
たわわに実った日本酒のための稲穂
付き合いのある酒屋のオヤジさんからお誘いがあり
この黎明の為のお米を作っている田んぼへ稲刈りに行ってきました。
田んぼにはたわわに実った稲がまさしく頭を垂れています。
稲刈りに初挑戦
実はこんな田舎に産まれ住んでいるのに稲刈りは初体験です。連れてきた子供たちの手前、不様な姿は見せまいとまずは周りの人をじっくりと参考にさせてもらいます。
その内に「お父さんもどうぞ!」なんて声を掛けられ、小さな鎌を手渡され少し緊張気味に田んぼへ。
あんなに身構えていたのにいざやってみるとザクッ、ザクッという心地よい感触とともに想像していたより簡単に稲が刈られていきます。
なんだ簡単じゃん!なんて自画自賛していたら大間違いでした。
隣のお父さんは凄かった。
僕は最初はぎこちなく左手で押さえた稲の束をノコギリで切るように
なんども左右に鎌を振るのですが、隣で刈っている子連れのお父さんは毎年この稲刈りに参加しているのか寡黙にそしてやけに慣れた手つきで鎌の一振りで小気味よく稲を刈っています。カッコイイ!!
そのお父さん子供たちにはなんともソフトで優しく接しているのですが、いざ鎌を持つと
キリッとしたリズムで刈り取っていきます。
その姿は稲にはまるで有無を言わさない冷酷無比な死刑執行人です。ギャップに痺れます。
きっとこの田んぼの中だけでしか理解できない格好の良さですが。惚れ惚れしますね。
子供たちの大好物! バッタ、カエル、カマキリ
ココロの中は「おお~気持ちいい~」。
そしていつの間にか無心に刈り続けています。
子供たちに「どうだい?パパの稲刈り姿!イカシテいるだろ!」という視線を向けたときには
稲刈りそっちのけで茂みから飛び出しピョンピョンと逃げ回るカエルを追いかけていました。
生き物が沢山です。
バッタ、カエル、カマキリ・・・全部子供たちの大好物。
いくら父親がその横でクールに稲刈りをしても勝てるものではありません。
刈り取った稲穂の付いた稲を直ぐにトラクターに押し込めるともみ殻の付いたお米部分だけが分別されて出てきます。
その早業に驚きです。
ふかし芋で休憩
一口食べると優しい甘みに思わずニッコリです。本当に美味しい!
子供たちは何度もおかわりしていました。
やっぱり秋っていいですね。
この黎明純米吟醸はすっきりしているけれど決して軽すぎずしっかりとお米の風味を主張してきます。
僕はお米の産地でもない下田で美味い酒なんか!と、最初はマユツバだったのですが
飲んでみて実感しました。これはお世辞ではなく正直言って旨いと思います。つい先日も美松寿司さんでキンメの煮付け(カシラ)に地の魚とこの黎明を頂きました。地の魚に地のお酒、贅沢です!本当に美味しかった!
もし下田にこられるなら一度は試して欲しい地元のお酒です。
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