下田ロープウェイ

3分間の空中さんぽ


海と空の大パノラマ


下田ロープウェイ

下田市東本郷

June 2026
文と写真:Mei

文と写真:Mei
記事公開日:2026/07/21

1. 下田観光のスタートは空中さんぽから


伊豆急下田駅から徒歩1分。

旅の始まりにまず訪れてもらいたいのが「下田ロープウェイ」です。
ここでしか出会えない絶景があなたを待っています。

下田のロープウェイは、緑の山に映える鮮やかなロイヤルブルーをしています。
この車体は、横浜~下田間を結ぶ「THE ROYAL EXPRESS」の運行に合わせてリニューアルされたもので、
列車と同じ色のデザインです。

ロイヤルブルーのロープウェイ

ロイヤルブルーのロープウェイ

ロイヤルブルーの列車からロープウェイを乗り継ぎ、その先に広がる青く輝く下田湾。
山頂にはカフェ「THE ROYAL HOUSE」があり、
「THE ROYAL EXPRESS」の内装を手掛けた水戸岡鋭治さんがデザインされました。

天然木をふんだんに使用し、伝統工芸が各所に散りばめられた空間で、
目の前に広がる海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

実は寝姿山にはドッグラン「わんviewパーク」もあります。
小型犬であればロープウェイに一緒に乗車できるので、山頂で一緒にさんぽしたり、
ドッグランで走り回ったりと、ワンちゃんも大喜びの時間が過ごせます。

フォトスポットもあり、ミニロープウェイに乗ったかわいらしい写真を撮ることもできます。
愛犬との旅の思い出作りにもピッタリです。


2. 3分間の空中さんぽ


今回私は、6才と4才の子ども達を連れて寝姿山散策をしてきました。

下田ロープウェイは何度か乗車したことがありますが、空中さんぽができる特別感がありますよね。
子ども達と歩いて見つけた寝姿山の魅力をレポートしていきます。

インフォメーション

ロープウェイの駅「新下田駅」は、伊豆急下田駅の目の前。
敷地内に無料駐車場も併設されています。
建物に入り、左側にチケット売り場があります。
ロープウェイは15分おきに出発しているので、少し待てば乗車できました。
車内に足を踏み入れると少し揺れますが、全面ガラス張りなので景色が良いです。

写真③

寝姿山の山頂までは、約3分間。
だんだん小さくなっていく街並みを見て息子は「トミカみたいだね」と大喜び。
いつも暮らしている下田の町を上から眺めるのは不思議な感覚でした。
乗っていると意外とスピードがあり、あっという間に山頂に到着しました。


3. 山頂で出会える絶景


ロープウェイを下り、建物を出て最初に飛び込んでくるのが下田湾。

Screenshot

手前の淡い青から、水平線に向かうにつれて深い青へ変わる海。
くっきりとした水平線の上には白い雲が浮かび、爽やかな空の色が広がっています。
須崎半島の深い緑とのコントラストも美しく、しばらく見入ってしまいました。
海のある景色は見慣れているのですが、寝姿山から眺める下田湾は別物。
弓状に円を描いてるように広がる水平線は、ここまで登ってきたからこそ出会える景色です。

そういえば私が子どもの頃、今は亡き父と、
東京から遊びに来た祖母とここに来てソフトクリームを食べたことを思い出しました。
展望台で祖母と撮った写真が残っています。
私と親を連れて来た父の気持ちが少し分かったような気がしました。
「今度は母と三世代で来て、この景色を見せてあげようかな。」
そんなことも思いました。

写真では伝えきれない感動を、ぜひ現地で味わってみてください。

ここで寝姿山のビュースポットをご紹介。
景色が良いところがたくさんあるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。

①ドッグラン横のベンチ(恋人の丘)

写真⑤

到着してすぐ、階段と坂を1分くらい下りて行った先にあります。
白いベンチに寝転ぶと、目の前の海を独り占めできる場所です。
ベンチに座って黒船遊覧船がゆっくり進む様子を眺めて過ごしたいものです。
(実際は腰を掛ける暇もなく…)

 ②寝姿展望台

写真⑥・トップ

山頂の駅から階段と坂を上って行ったところにある1つ目の展望台です。
恋人の丘よりも高い場所にあるので、さらに眺望が良く、目の前は海と須崎半島だけ。
伊豆七島の案内板もあり、遠くに見える島と見比べるのも楽しいですよ。
この日は50km先にある大島もくっきりと見えました。

③黒船展望台

写真⑦

展望台の中で、一番高い場所にあるのが「黒船展望台」です。
景色は寝姿展望台と近いですが、ここには、コイン式の望遠鏡があったり、
かわいい坂本龍馬の石造があったりします。

子ども達が登っているイカリ形のモニュメントはぜひ観察してもらいたいです。
有名な都市や建物の方角を指してあって「こっちの方向にあるのね」とちょっと面白いポイントです。

④黒船見張所跡

写真⑧

幕末の頃実際に見張り所として使われていた場所の展望台です。
当時の姿を復元した建物と、実際にアメリカ船に搭載してあった大砲が置かれています。
大砲には子ども達も大興奮!
銃口の中をのぞいたり、取っ手を引っ張ったり、たくさん観察して楽しんでいました。
確かに下田湾がよく見えて、見張り所としてはぴったりな場所です。


4. 景色のほかにもある、寝姿山の楽しみ方


寝姿山の魅力は景色だけではありません。
歩いていると、自然だけでなく歴史や信仰を感じるスポットにもたくさん出会います。
パワースポットとしても魅力的な場所だと、私は思いました。
ここでは、そんなパワーも感じられる3つの場所をご紹介します。

①鯉の池

写真⑨

山道の中にポッと現れる鯉の池。
小さな池なのですが、ここの鯉はとっても美しいんです!
ヒレ長錦鯉という種類なんだそうですが、その名の通り、ヒレが長く優雅に泳ぐ姿が印象的でした。
とても珍しい鯉で国内でも数カ所しか泳いでいないそうですよ。
金や銀の鯉もいて、なんだか見るだけでもご利益がある感じでした。
「どの鯉が好き?」なんて話しながらお気に入り探しをしました。

②石割り楠(活力の楠)

写真⑩

大きな岩を断ち割って生えてきたという1本の楠です。
今も成長を続けていて、この木の回りを一周すると木から活力をもらい
末永く健康的に暮らすことができるそうですよ。
何周も回りたくなってしまいますね。
楠と一緒に写真が撮れるフォトスタンドもありました。

③愛染堂

写真⑪

遊歩道の一番奥に、愛染堂というお堂があります。
縁結びのご利益で知られ、境内にはハート型の絵馬がたくさん奉納されていました。
一面に並んだお地蔵様や双子地蔵、夫婦カエルなど足を止めて写真を撮りたくなるスポットがたくさん。
ここで楽しめたのが「和み玉体験」。
「和」と彫られた石を購入して、少し先にあるしめ縄に向かって投げるというものです。

写真⑫ 写真⑬

もちろん二人とも輪まで届くことなく、残念な結果になりました(笑)。
一人で投げてもよし、ご夫婦、恋人と一緒投げてもよし、あなたの和み玉は輪をくぐるでしょうか。


5. 
歩き疲れたら…景色を眺めながらカフェタイム

遊歩道をぐるっと一周回ると、また駅に戻ってきます。
たくさん歩いて(走って?)少し休憩したいところに、ちょうどよくカフェがあります。
「THE ROYAL HOUSE」

写真⑭

「THE ROYAL EXPRESS」の車内の雰囲気を感じる、ラグジュアリーな店内です。
椅子や床、壁など、細かな部分までこだわりが感じられ、
つい店内を見回してしまうような上質な空間でした。

私たちは、気兼ねなく過ごせるデッキ席を選びました。
目の前の海を眺め、心地よい風を感じながらのカフェタイムも最高でしたよ。

ここで注文したかき氷が絶品!
いわゆるピーチ味ではなく、桃をそのまま食べているような香りと濃厚な甘さ。
ふわふわの氷と相性抜群です。
「おいしい!」と夢中になって頬張り、あっという間に間食。
私の口にはほとんど入りませんでした。

写真⑮

寝姿山を歩いたあとのひと休みにぴったりで、時間を忘れてのんびり過ごしたくなる場所でした。
今回はかき氷をいただきましたが、次は景色を眺めながらのランチも楽しんでみたいと思います。


6. 快適に楽しむためのポイント


寝姿山を歩いてみて「これは事前に知っておくと安心!」と感じたポイントをまとめました。

散策チェックポイント】
●アップダウンあり…遊歩道はアスファルト舗装ですが、坂道や階段が多めです。動きやすい服装で行きましょう。
●ベビーカーは△…かなり移動しづらいと思います。抱っこ紐がベスト。
●動きやすい服装がおすすめ…スニーカーなど歩きやすい靴で行くと安心です。
●虫よけがあると安心…山の中なので夏は虫よけ対策も忘れずに。

写真⑯


【今回の滞在スケジュール】
14:20 下田ロープウェイ到着、チケット購入
14:30 上りのロープウェイ乗車
14:33 山頂到着
山頂を散策・カフェで休憩
16:15 下りのロープウェイ乗車
16:18 新下田駅到着

トータル2時間程度でした。
ロープウェイの時間が決まっているので、時間に余裕を持ったスケジュール計画をおすすめします。

【お得情報】
「子育て優待カード」で乗車料金が割引されるので、忘れずに提示しましょう。
大人一人につき未就学児は1人まで無料です。

写真②

7. まとめ


下田ロープウェイは、絶景を楽しむだけではなく、
遊歩道を歩きながら自然や歴史に触れられる場所でした。
ロープウェイに乗る時間は3分ですが、山頂にはゆっくり過ごしたくなる景色と、
見どころがたくさんあります。

のんびりと景色を楽しみたい方も、広い山頂を思いっきり歩き回りたい子ども達にも、
ワンちゃん連れの方にも、それぞれの楽しみ方ができるのが寝姿山の魅力だと思いました。

観光で訪れる方はもちろん、地元の方にもぜひ足を運んでほしい場所です。
いつもの下田を、少し違う景色から眺めてみませんか。

INFOMATION
下田ロープウェイ

下田ロープウェイ

                                  
住所静岡県下田市東本郷一丁目3-2
電話番号0558-22-1211
営業時間3/16-10/15→8:45〜17:00(上り最終16:30、下り最終17:00)
10/16-3/15→8:45〜16:45(上り最終16:15、下り最終16:45)
休業日天候不良によって運休の場合あり
料金大人(中学生以上)1500円、小人(小学生)750円 
6歳未満は大人1人につき1名無料
アクセス伊豆急下田駅から徒歩1分(無料駐車場あり)

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